アドボカシー・キャンペーンを成功させるには、信頼できるメッセンジャーが重要となる。キャンペーン主催者が適切なメッセンジャーを見つけられるよう、ここでは典型的な8つのメッセンジャーのタイプと4つのシナリオを紹介する。サマンサ・ライト Samantha Wrightアニー・ナイマント Max SteinmanAnnie Neimandマックス・スタインマン Max Steinman我々は情報が錯そうする時代に生きている。植物由来の食事をとるべきか。投票は本当に大切なのか。ソーシャルメディアは善を推し進める力なのか。入り乱れる情報のどのメッセージを信じればいいのか、これまで以上にわかりづらくなっている。このような状況で、アドボカシー・キャンペーンでリーダーの考えや信条を広く浸透させるにはどうすればいいのだろうか。突破口を開くには、誰がメッセージをシェアするかだ。これについては、意図的になることが重要だということが判明している。ところで、あなたが日々キャンペーンを企画しているならば、「信頼できるメッセンジャー」という言葉に馴染みがあるだろう。信頼できるメッセンジャーとは、そのコミュニティの人々から信頼できる情報源と見なされている人物のことだ。しかし、そのメッセンジャーが信頼されている理由は何か。どうすれば、どのメッセンジャーが自分の社会的大義とオーディエンスをつなぐパートナーだとわかるのだろうか。ソーシャルインパクト・キャンペーンの科学と実践をとりあげる連載の一環として、本記事では4つの異なるオーディエンスのシナリオにおける、効果的で信頼できるメッセンジャー戦略の展開方法について説明する。我々は、映像を利用してさまざまな社会運動のアドボカシー・キャンペーンを展開してきた。その経験をもとに、適切なタイプのメッセンジャーとどのようにコラボレーションすればよいのか、実践可能なインサイトをお伝えできればと思う。また、そうすることで、あなたの考えや信条、イノベーション、望む行動を浸透させる手助けになればと願っている。