最も困窮している地域コミュニティほど、資金調達に苦戦している。背景には、そうした地域には人材や能力が不足しているため助成金の申請ができず、資金提供者側から「見えていない」という問題がある。
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なぜ「地域の声を聞く」だけではインパクトが生まれないのか
多くの取り組みが、現地コミュニティの「声」を大切に聞いている。しかし、コミュニティの「主導権」を強化し、リーダーシップを引き出している取り組みはどれだけあるだろうか?
より公正な社会を目指すためにはまず、パートナーシップ間の不均衡な力関係に目を向ける必要がある。
コレクティブ・インパクト、次の10年の課題と可能性
コレクティブ・インパクトの数々の取り組みは、これまで、システムレベルの変化に貢献し、コミュニティの多くの人々の生活を改善してきた。次の10年は、エクイティ、不均衡な力関係の是正、サステナビリティ、複数の取り組み間の協力体制の強化といった点に注力し、より持続性の高い社会変化を実現することが求められる。
コレクティブ・インパクトの北極星はエクイティの実現である
この10年間にわたる社会課題解決に向けたコレクティブ・インパクトの実践からわかったことがある。それは、構造的不平等の解消を中心に据えなければならない、ということだ。
Editor’s Note:コレクティブ・インパクトの新潮流と社会実装
コレクティブ・インパクトの試練と深化
ソーシャルイノベーションの2つの系譜とコレクティブ・インパクト
2011年に登場したコレクティブ・インパクトという概念と方法論は、「スケール」と「対話」という2つのソーシャルイノベーションの系譜が合流したものと捉えているが、この10年でエクイティ(社会構造による格差の解消への動き)をより重視するようになった。そこに至るまでの背景を簡単に展望する。