「非営利団体は、寄付や助成金は事業にまわすべきで間接費や管理費は最小限に抑えるべきだ」
世間に広く根付いているこの考え方が実は非営利団体の経営を追い詰めている。この悪循環はどのような構造になっていてそれを断ち切るためには何が必要なのか?(SSIR 2009年 秋号)
セクター
社会貢献活動に参加する男性社員は出世できない?
管理職のジェンダーバイアスによって社会貢献活動を行う男性社員のキャリアに傷がつく可能性がある。
これからのデジタル行政のやり方を探しにいこう
コロナ禍であらゆる分野のデジタル化が加速したが、特に明確に分かれたのが行政分野だ。コストばかりが膨らんで使い勝手が悪いシステムは、誰もが体験したことがあるはずだ。
より公正なサービスを届け、本当に社会の利益になる「公益テクノロジー」をどう実現すればいいだろうか。
ステークホルダー資本主義を掛け声だけで終わらせるな
ステークホルダーは、自分たちに影響を与える企業に対してより大きな影響力を持たなければならない。その最良の方法は、ステークホルダー自身がオーナーシップとガバナンスの権限を持つことだ。
ユニバーサル・ベーシック・インカムはアジアに幸福をもたらす鍵か
韓国で無条件の所得保障が支持を得た理由と、現時点でアジア最大のUBI実験から引き出せる教訓を明らかにする。 リ・ファン Fan Li 筆者は最近、日本の大学生グループが企画した、「大好きなことを仕事にする」というテーマの […]
グローバル企業に広がるBコーポレーション: 資本主義を再構築する新たなツール
近年、ダノンやユニリーバなどのグローバル企業が、続々と採用している企業認証がBコーポレーションだ。かつては中小の先進企業が多かったBコーポレーションだが、自社の経営を強化し、取引先や顧客などすべてのステークホルダーとの関係性を進化させる認証プロセスの意義が認められるようになっている。COVID-19(新型コロナウイルス)以後に求められる、よりレジリエンスが高く、持続的で、社会的な価値を生む事業の創造に有用なツールである、Bコーポレーションの可能性と展望を紐解いていこう。
パーパス・ドリブンな企業が享受する3つのベネフィット
パーパスはどのように多くの消費者を惹きつけ、絆を深め、ブランドメッセージを増幅させるのか。
ESG評価の高い企業は本当によき企業市民なのか?
環境破壊や社会的不公正に押されて地球が限界点に近づきつつある今、投資家がプラスの影響を確実に得るためには、より説得力のある環境・社会・ガバナンス(ESG)評価システムが必要だ。
投資の可能性を拓く: 社会的インパクトと利益のトレードオフからどう脱却するか
インパクト投資の世界では長年、「経済的リターンと社会的インパクトは両立しうるのか否か?」という決着のつかない論争が繰り広げられてきたが、もはやそれはトレードオフではない。インパクト投資分野で、営利投資から助成金まで幅広い案件を手掛けてきたオミディア・ネットワークが、これまでの知見と経験を凝縮したフレームワークを、投資判断の具体例とともに示す。
会社の垣根を越えて「資本に縛られない連帯」をつくることは可能か
メンバーがともに成長する「グループ経営 as a Service」という仕組み