今号は私が編集に携わったスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビュー(SSIR)の72号目で、これが私の手がける最後の号になります。SSIRの編集長としての役割から退いた後は、旅行や家族・友人との時間を過ごし、著者やアドバイザーとしてソーシャルイノベーションに関わっていきたいと思います。
ソーシャルイノベーション
Thoughts for Tomorrow(5):読書会と金平糖
手前味噌だが、僕は、SSIR-Jのコミュニティが主催する、オンラインの「読まずに読める」読書会が大好きだ。本や文章をはさんで、それぞれの距離感で、ゆるやかに自由につながっていく感覚がなんとも心地よいのだ。
Thoughts for Tomorrow(3):エネルギーを生み出すもの
今年の夏、久しぶりにアメリカに行った。
Thoughts for Tomorrow(2):共感が生まれる瞬間
共感が生まれる瞬間
Thoughts for Tomorrow(1):意図することと委ねること
『ドラえもん』に「モアよドードーよ、永遠に」という、伝説の回がある。のび太とドラえもんが、「タイムホール」と「タイムトリモチ」という道具を使い、過去の世界から、絶滅した動物たちを現代に連れ出して無人島に保護する、という物語だ。
Thoughts for Tomorrow(4):ビル・ストリックランドの冒険
15年ほど前、ピッツバーグの国際空港に降り立ったとき、あー、これがビル・ストリックランド*の言っていた体感なんだと、わかった。明るい光の差すその空間は、確かに歩いているだけで、自分が温かく迎えられているようだった。
変化の「プロセス」に光を当てる
社会的な活動において、その「アウトカム」が非常に重視されている一方でそれを起こす「プロセス」はあまり注目されてこなかった。ケーススタディから見えてきた、変化を起こすプロセスの原則と実践とは?
「正の外部性」を社会変革のレバレッジにする
経済学者は負の外部性の問題の解決に熱心に取り組んできたが市場の取り決めによって正の外部性を促すことも可能である。私たちはこうした正の外部性をいかに活用すれば公益につながるかを考えていくべきだ。
Editor’s Note:他を生かす「循環」の恵み
今号は「循環」がテーマです。循環と似て非なるものに「反復・繰り返し」があります。循環と反復の違いは何か。それは、循環は他を生かすことや再生と結びついているということではないでしょうか。大切なものを未来に受け継いでいく「循環」について、さまざまな角度から考えていきます。
Editor’s Note:ソーシャルイノベーションの始め方
主語を「わたし」に戻す。