「わかりあえない」とのつき合いは長い。対処方法も心得ている。わがままな要求や期待通りにならないことにも、若い頃のようにイライラしたり声を荒らげたりもせず、落ち着いて対応できる。どうしても受け入れ難い相手なら、距離をとって自分の心を守ることもできる。それがいままでのわたしのやり方だった。
投稿者: SSIR-J
誰が市民社会の基盤を守るのか
フィランソロピー(慈善活動)の資金や労力の大半は、地球温暖化や極度の貧困問題など大きく報じられる問題に注ぎ込まれる。その一方で、同じくらい重要でも目に見えにくい問題、たとえばニュースメディアの衰退といった問題は見過ごされがちである。しかし健全な市民社会がなければ、他の重要な問題の解決もきわめて困難になる。
集団的能力を高める「アノニマス」の組織構造
ハクティビスト集団は、参加者の自己管理を促し自己組織化するフレームワークを構築した。
「自分らしさを増幅する」社会起業家のエコシステム: 日本的な知識創造体としてのETIC.
いま、日本においても多様な社会課題の解決に挑戦する社会起業家の存在感が増している。この社会起業家の育成、支援に日本で最も早くから取り組んできたのが、NPO法人ETIC.(エティック)だ。ETIC.がなぜ、多くの起業家が育つコミュニティとなりえたのか。その背後にはあらゆる「思惑」から起業家を解放するという独自の哲学に基づくエコシステムづくりがあった。
ユニバーサル・ベーシック・インカムはアジアに幸福をもたらす鍵か
韓国で無条件の所得保障が支持を得た理由と、現時点でアジア最大のUBI実験から引き出せる教訓を明らかにする。 リ・ファン Fan Li 筆者は最近、日本の大学生グループが企画した、「大好きなことを仕事にする」というテーマの […]
Editor’s Note:ソーシャルイノベーションの始め方
主語を「わたし」に戻す。
規模の拡大を目指して
イノベーションの必要性が謳われ、社会的な事業を行う者も、資金提供者などの支援者も、解決策に「新しさ」を求めてしまいがちだ。しかし世界を見渡せば、今までにもさまざまな場所で優れた解決策が数多く生み出されている。『スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー』創刊号で発表されたこの論文では、成果が確認された「既にある」プログラムの価値に目を向ける。社会的インパクトを拡大するためには、既存のプログラムの何を、どのように複製・再現すべきか? ビジネスで広がるフランチャイズ方式をヒントに、インパクト拡大に向けた実践手法を探求する。
グローバル企業に広がるBコーポレーション: 資本主義を再構築する新たなツール
近年、ダノンやユニリーバなどのグローバル企業が、続々と採用している企業認証がBコーポレーションだ。かつては中小の先進企業が多かったBコーポレーションだが、自社の経営を強化し、取引先や顧客などすべてのステークホルダーとの関係性を進化させる認証プロセスの意義が認められるようになっている。COVID-19(新型コロナウイルス)以後に求められる、よりレジリエンスが高く、持続的で、社会的な価値を生む事業の創造に有用なツールである、Bコーポレーションの可能性と展望を紐解いていこう。
危機を乗り越えるミッション・ドリブン・リーダーシップ
非営利団体のマネジャーに1つアドバイスしよう。それは、世界がひっくり返るような危機が訪れたときには、長期的視点で臨むということだ。
パーパス・ドリブンな企業が享受する3つのベネフィット
パーパスはどのように多くの消費者を惹きつけ、絆を深め、ブランドメッセージを増幅させるのか。